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ドライクリーニング機の溶剤タンク清掃の様子

当社では、石油系溶剤、パークロールエチレン溶剤いずれの溶剤を使うドライクリーニング機も定期的に洗浄用溶剤を納めるタンク内の汚れ除去処理を行っています。
というのも、ドライクリーニングは、水洗いと違い繰り返し何回も同じ溶剤を使用します。
もちろん、
・石油系溶剤では、フィルター濾過した溶剤をさらに活性炭で清浄処理して使っています。
・パークロールエチレン溶剤では、フィルター濾過した溶剤をさらに蒸留することによって新液状態に戻して再利用しています。
しかし、
繰り返し使っているうちに、どうしても洗浄用溶剤を納めるタンクの底面や角にヘドロ状の沈殿物、汚泥が溜まっていきます。
また、ボタンや硬貨といった大きな固まり物は、フィルター濾過の手前で、ボタントラップというゴミ取りフィルターに残る仕組みになっていますが、なぜか、それをすり抜けてタンクの底に落ちていたりします。

当社では、石油系溶剤、パークロールエチレン溶剤いずれの溶剤を使用するドライクリーニング機も2年から3年に一度溶剤をくみ出してタンク内を空にした状態で、汚れ除去、清掃します(コスト削減のため、全く掃除をしないクリーニング店も沢山あります)。

特に、石油系溶剤を使用するドライクリーニング機は、蒸留をしませんので、早めのタンク内の汚れ除去、清掃が、いつまでも綺麗な状態の溶剤で洗い続ける秘訣です。

タンク内の汚泥物は溶剤の劣化を加速させます。、洗浄力の低下は言うまでもなく、イヤな臭いの原因となります。

今回、石油系溶剤を使用するドライクリーニング機のタンクの汚れ除去、清掃の様子を写真でお見せしたいと思います。
その様子を作業の順番に説明させていただきます。

 当社では、石油系ドライクリーニング機のタンクの清掃は、日米礦油株式会社さんにお願いしています。
 タンク内の溶剤の抜き取り作業の開始です。
 濾過ポンプを使って抜き取ります。

 溶剤を抜き取ったタンク内の写真です。
タンクの上からは、ゴミがぶら下がっています。
タンク底面の茶色く見えるのが汚泥物です。
白く見えるのは、浮遊している泡です。

 タンク内に照明器具を入れて見ました。
茶色く見えるのがタンクに溜まった汚泥物です。
 取り出した汚泥物を、空きカンに移しているところです。
 バキューム機でタンク内の汚れを吸い取っているところです。
 タンク内が新品のように綺麗になりました。

 50円玉2個と10円玉1個がタンク
底面から出てきました。

 日米礦油株式会社 石油系ドライ機ベースタンク洗浄システム(T-CUP)←詳しくはこちらをクリック

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