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100社に1社の品質基準をクリアした洗浄溶剤

ドライクリーニングの液は、繰り返し使うことから溶剤は絶えずフィルターで濾過し、活性炭で溶剤に溶け込んだ色素や皮脂汚れを吸着して使用します。

しかし、この方式では、100 回位洗うとフィルターは目詰まりを起こし濾過能力を失います。活性炭も同様で100回位で吸着能力が限界に達します。

このため、誠実なお店では、フィルターと活性炭の交換をこまめに行い、清潔な溶剤を心がけていますが、コスト削減や手間を考えて長期間交換を行わず、ドロドロに汚れた溶剤を使い続けているお店も多くあるのです。つまり、汚い溶剤でお客様からお預かりした大切な衣類を洗っているということなのです。

クリーニングから戻ってきた衣類のポリ袋を破り開けた瞬間イヤな臭いがするのはこのためです。真っ白だった衣類が何となくくすんでしまった感じがする、ゴワゴワで手触りが悪い感じがするのもこのためです。

◆この問題を解決したのが蒸留方式による新液洗いです。

氏政クリーニングでは、洗濯槽から出てくる「使用済みの溶剤」は全て毎回「蒸留装置」で加熱蒸留して純粋な溶剤だけを再液化(新液状態)します。

そのため、お客様からお預かりした大切な衣服をいつも新品溶剤で洗うことができるのです。この方式は、石油系溶剤は引火性があるためできません。不燃溶剤のパークロールエチレンという溶剤がこの方式を可能にしたのです。

ドライクリーニング溶剤は洗浄回数が増えるほど汚れます
  ドライクリー
ニング溶剤
洗浄回数 洗浄能力 溶剤の臭い 溶剤の再生方法
0~100回 使用可能範囲です。 ドライクリーニングの嫌な臭いはしません。 当社では、洗浄液を毎回蒸留再生することによって、絶えず、”0”番の新液状態での洗いを実現しました。
130~150回 最近では大半のクリーニング店がコストダウンのためこの範囲まで使用しています。 微かに臭います。 活性炭を交換すると15分から30分程度で新液状態に戻ります。
180~230回 安売り店では、この範囲まで使用しています。 ツーンと鼻をさす臭いがします。 活性炭を交換しても新液状態に戻すには3~4時間程かかります。活性炭の吸着の能力も低下するので新液状態に戻った洗浄液も50回程度で、また汚れだしてきます。
250回以上 全く使用不能の状態です。 腐敗臭がします。 活性炭を交換しても新液状態には戻りません。溶剤の黄バミや汚れは残ります。このため、再度新しい活性炭に取り替えて再生する必要があります。

※ドライクリーニング溶剤は洗浄回数に伴って変化します。洗浄液の汚れは「虫食い」「収納黄ばみ」を引き起こします。

上手なクリーニング店選び

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