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6,着物を駄目にする事例

日本の伝統産業である着物を後世に残すために、クリーニング業界、呉服業界とも着物に関する知識、技術を身につけるべきです。

【着物の事故事例①】

 弊社の創業者である現会長が洗い張り業からクリーニング業界に転身して間もない昭和30年代のクリーニング事故例です。
当時は、ドライクリーニング用の洗剤(ドライソープ)の使い方の無知から、正絹着物の黄変事故が数多く発生しました。この黄変の原因は、ドライクリーニングにあるとかドライソープにある等々、、、3回に1回は洗い張りをしなければいけないなど、、、言われていました。
 もし、ドライクリーニングやドライソープによるものなら、全体が平均に黄ばんでも良いはずです。
 しかし黄変の発生箇所は、衿、袖、裾等、部分的です。特別に、ドライソープによるブラシ掛けをした所が局所的に黄変しているのです。どうしてでしょうか?
 原因は明確です。当時は、ドライソープに水を混入していたのです(今でも、水を平気で混入している業者はあります)。ドライクリーニングでは水溶性の汚れが落ちないために、水を混入させると水溶性の汚れが良く落ちると考えられていたのです。
 しかし、現実には、ドライクリーニング溶剤に含まれる水分が、洗浄中の不純物(汚れや糊の成分)を生地に再付着させているのです。その結果が、写真のような黄変を引き起こすのです。
 着物に限らず一般衣類においても同じ事です。クリーニング業者にとって、ドライクリーニング中の水分濃度の管理ドライクリーニング溶剤の汚れの管理をこまめにすることは、後々クリーニング事故を引き起こさないための基本的な職務事項です。
                                         ドライクリーニング品質については、←こちらをご覧下さい

 【着物の事故事例②】

 付下げの着物になる反物ですが、染色補正で染料のシミを抜いた所が黄変しています。
シミ抜きで使用した薬品のすすぎが悪かったため起きたものです。
すすぎが悪いとシミ抜きをした直後はキレイになっていても、1カ月ほど経過すると写真のようになります。
 着物に限らず一般衣類も同じ事で、シミ抜きやクリーニングはその場限りの技術ではありません。後遺症を引き起こさない技術処理を研究すべしです。

 【着物の事故事例③】

 胴裏に激しい黄変カビが発生しています。着用回数1回です。2年間タンスに仕舞い込んだまま虫干しもしていないとのことです。
 呉服店に相談に行ったら、やはり虫干しをしないから、、、という答えだったそうです。
 この着物は、胴裏の黄ばみが、表地にも移行しています。従って、裏地を取り替えれば良いという問題でもありません。
 パレスの裾回しだけは、全く黄ばんでいません。しかも、裾回しの部分だけは、表地にもカビが発生していません。
 カビの原因は、糊によるものであることは明白です。裾回しの生地は湯通しされているのですが、胴裏には湯通しされていない生地が使われているのです。
 
果たしてこれが、虫干しを怠った消費者に責任があると言えるでしょうか。糊で増量して販売価格をつり上げた呉服屋に大きな責任があると思います。

【着物の事故事例④】

 クリーム地の付下げのように見えますが、実際は白地だったものです。表地の糊が黄変を引き起こしたのは明白です。
 シミが付いたので、左袖口、袂、後ろ裾を濡れタオルを絞ってから丹念にたたくようにして拭き取ったとのことです。
 そうして2年、タンスから出してみてビックリ。はじめは、タオルで拭き取った所だけが色が抜けたと思ったそうです。よく考えてみると仕立てた当時は白地だった。
 タオルで拭き取った所だけが糊が抜けて白地の状態で保たれていた訳です。
 湯通ししてから仕立てれば、いつまでも白地の美しい着物として保存できることを証明しています。

 【着物の事故事例⑤】

正絹紬の羽織にカビが発生しています。 ドライクリーニングによる丸洗いで落ちました。

正絹喪服に発生したカビです。 ドライクリーニングによる丸洗いで落ちました。

 カビの発生(上の写真)は、いずれも糊によるものであることは明白です。湯通ししてから仕立てていれば発生しません。
 確かに、ドライクリーニングで見た目はキレイにカビは落ちましたが、根本的な解決にはなっていません。
 すなわち、何回ドライクリーニングしても油溶性の溶剤ですので、水溶性の地糊を洗い落とすことはできません。生地に糊がある限りカビは、また発生します。今後カビが発生しないようにしようと思えば、解いて洗い張りをするしかありません。

着物のクリーニングをお考えのあなた、是非、依頼業者をお間違えにならないように!ご遠慮なくご相談下さい。 ←ご相談は、こちらから

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